俺様な彼氏

は?
何事…?


頭の中に浮かぶのはハテナマークだけ。


「そ…それは…」


赤くした顔を制服の袖で隠しながら言葉を詰まらせていた。


何?と聞こうとしたら話を元に戻されてしまった。


「そんなことより!! キスマークつけたの、誰?」


真剣なオーラをだしながら問われる。


ぅ゙…。


さすがに…こんなことを話してもいいのだろうか?


声にださず心と会話をしてみる。


と、その時…。


ガチャ…


屋上のドアが開いた。


あたしと雪斗は視線を一回合わせて開いたドアの方へと向ける。


そして影からでてきたのは…


「げっ…」
「会長…?」


あたしの声と雪斗の声が被ったが言った言葉は全く噛み合わないものだった。


会長…稜があたしを見るなり口元を妖しく上げたがあたしの隣に人がいることに気づき表の笑顔へと早変わりさせた。


「やぁ…琶荊さん」


白々しい笑顔を見てため息がでそうになった。


隣の雪斗は稜を見るなり見たことのない笑顔をした。


ん…?


「稜ー!! なんでココに?」


その言葉を聞いた瞬間、一気に脱力したのを感じた。