真っ赤に頬を染めて綾を見上げ、勇気を振り絞り唇にキスをした。
伝えきれないほどのありったけの想いを込めて………。
「あたしも…我慢できない。 綾を頂戴?」
首筋に腕をまわし、キツく抱き着いて綾の胸元に顔を埋めた。
仄(ほの)かに香る、香水。
その香りが蠱惑的(こわくてき)であたしの理性を壊していった。
しかしその行動は綾の理性も壊していったみたい。
いつのまにか家の中に入っていてそしてベッドのある部屋にいる。
見上げたと同時に背中に柔らかい感触がした。
押し倒されたのだと理解するのに時間はかからなかった。
それからは二人が離れていた時間を埋めるかのようにお互いを貪(むさぼ)りあい、激しく求めた。
外は雪が降っており、ホワイトクリスマスとなっていた。
この幸せがみんなに届きますように━━━…。
Happy White X'mas!!
オマケ 〜White X'mas〜
【End】