ワイワイ


ガヤガヤ


……………。


だぁー!!!!!!!!!!
忙しすぎる!!!!!!


いったい、何なの?
この行列ッ!?


出て行ったと思ったら次の人が入ってくるし…


休まる暇がない!!


ちくしょう…
喫茶店なんて提案したやつを怨むぜ………


ってあたしじゃん…。
あたしが提案したんじゃん…。


あの時の自分、憎い!!!!!!


内心ではそんなことを思いながら表面上ではキラキラスマイルを浮かべて対応していた。



午前担当だったあたしはあと少しで終了☆


気合いを入れ直して頑張ろうとしたとき………


「魅…夜………?」


聞き覚えのある声が聞こえた。


ゆっくりとそちらに振り向く。


「惇祁(あつき)…?」


手に持っていたグラスを落としそうになった。


ザワザワしている周りの音が遮断されていくかのように…周りの音は聞こえなくなるような間隔になった。


「…や。 み…、…や!! 魅夜…!?」


ハッ!!


自分?の世界に入ってた…。


「交代だよ?」


時計を見ると…ホントだ。


「待ってるから」


それだけ言って惇祁は教室から出て行った。