脳性片麻痺(のうせいかたまひ)

それが私につけられた病名だった

親が気づいたのは2歳になったころ

おすわりまでは順調だった私がはいはいはしなかった。

お尻で移動し始めた時、親は様子がおかしいと病院に連れていった。

「脳の右側…穴が空いてますね」

「穴?」

「そう…この…ほら、丸く…」
そこにはピンポン玉より若干小さい穴がぽっかり空いていた。

「ここは丁度運動神経が通ってますから…」
「え…結局どういうことなんですかね?」
「…ここがないとなると…手や足が動かないので…つまり、障害を持つということになります」
「障害…!?」

「何か心当たりありませんか?生まれる前につよい衝撃をうけたとか…」
「いいえ…いいえっ」


結局原因は不明

私は障害者のレッテルを貼られることとなった