「愛海、おかえりなさい」 キッチンからお母さんの声がした。 「ただいま・・・」 「あ、愛海!!今日の塾、 2コマ続きだからね?」 「うん・・・・わかった、ありがと」 お母さんは何でも勉強のことばかっり。 でも、それはあたしを思って 言ってくれていること。 だから、期待に答えなきゃ。 ・・・そういう訳で、あたしが悠斗君と 付き合っていることは言っていない。 そう思いながら、 あたしは塾の宿題をやり始めた。