『3組… 安藤陽介!』 「はい!」 先輩の名前が呼ばれてる。 カッコいい先輩。 周りの女子がキャーキャー言ってる。 ボウっと見てると、先輩がこっちを向いた。 そしていつになく優しい顔で微笑んだ。 アタシじゃない。 先輩のあの笑顔の先はアタシじゃない。 その想いと、先輩と離れる寂しさから。 「うっ…」 思わず涙がこぼれてしまった。