ManyLove



次々と浮かび上がる疑問。

朝から分からない事だらけだ。

聞くしかない・・・よね。

ゆっくりと寄せられる手を、あたしは自分の方へ引いた。

その反動で純日本人は振り返る。



「な・・・ッ」



勢いが付きすぎ、よろける。



「あっ、ごめんなさい!!」



痛そうに体を抑える純日本人。

あたしは駆け寄ろうとしたが、大丈夫、と優しい笑顔で止められた。

細い黒髪が目に掛かっているのを気にせず、向けられた視線。

それは今の行動についての疑問を訴えていた。

漆黒の瞳。

アイツとは別の意味で吸い込まれそう。



「えっと、いまいち分からない事ばかりだから・・・」



なんでこんなに弱気になっているのだろう。

この3人のオーラのせい?

語尾が弱くなってしまう。

目も合わせられない。

また、視界にはお城の床が映る。



「分からない事?」



後ろにいるお人形は、あたしの疑問が疑問だと言ってきた。

キョトンとした目を、小さな身長であたしを見上げる。

これじゃアバウトすぎたよね。

あたしは誰もいない左に顔を向け言った。



「うん。1つ目は―――」