ManyLove




「七海、朱奈ちゃんに何したの?」



「あ?」



教室から不機嫌なアイツは、純日本人の質問にキレ気味だ。

あの・・・あたしの手首くらいで火花散らさないで下さい。

なんか怖いんですけど(汗)

純日本人に手を掴まれたまま、距離を置く。

すると、赤い火花の中に、勇敢に割って入ったお人形。

ダーメ、と手を叩く。



「止めなよ2人とも。朱奈ちゃんが怖がっちゃってるじゃん」



その言葉の後に2人の視線があたしに注がれる。

どうやら2人とも正気に戻ったようだ。

火花はもう、散っていない。

よかった。



「ごめんね、朱奈ちゃん」



出た!!

必殺“悩殺スマイル”。

眩しいです・・・。

染まる頬を見られないように俯く。



「い、いや・・・大丈夫」



「そう?じゃあ部屋に案内するね」





部屋?

確かさっきも言ってたよね?

それに、なんであたしここにいるの?