ManyLove



会場の女子達(あたしを除いた)に緊張が走る。

目が怖い。

ギラギラ光ってるよ~(泣)

アイツ等は黒光りの視線を浴び、それぞれマイクを持った。

最初に口を開いたのは純日本人。

優しい笑顔を振り撒きながら。

「あぁ・・・」と隣の女子が急に倒れた。

ぇえ!?

気を失っちゃったよ!?

純日本人・・・恐るべし。

そんな事に気付くはずもなく、純日本人は、またあの笑顔で発表する。



『今年は“穂波朱奈”さんです』



・・・え?

あたしは純日本人の言葉をもう1回再生した。

穂波・・・朱奈。

あたしは・・・

穂波朱奈。

・・・えぇぇぇぇええ!!

あたしぃ!?

自分だと気付いた時には、あたしにだけ当たるライト。

皆が一斉にあたしを見る。

あたし、何かした!?

どういう事か分からないんだけど。

今年はって何?

寮が何?

あー、分からないよぉ!!



『おめでとうございます。それではホームルームが終わり次第、来て下さいね』



それだけ言って、3人はステージを後にした。

えっ、ちょ・・・

待ちなさいよ!!