何だったのあいつ等。
純日本人とお人形はよかったとして・・・
あの変なヤツ!!
口すっっっっごい悪いし!!
エスパー(?)だって使えるし!!
思い出しただけでムカつく・・・(怒)
背後に現れる鬼に、すれ違う人達は青白くなる。
サー・・・と血の気が引いてるのが分かる。
でもそんな事、今のあたしには関係ない。
頭からアイツの顔が離れなくて困る。
口が悪くなければかっこいいのに、もったいないな。
・・・・・・。
あたしは立ち止まる。
怒ってて忘れてたけど・・・
寮について聞いてなかったよね!?
すっかり忘れてた・・・。
「はぁ・・・」
呆れのため息を吐く。
今更戻れないしなぁ・・・。
それにまた会ったら腹が立って目的忘れそう。
・・・諦めるか。
後で先生に聞けばいいよね。
うん、そうしよう。
あたしは今までとは違う足取りで教室に向かった。
