槇と、視線が合った。

私に微笑みかけてくれる

貴方は、もう

私の、お兄ちゃん・・・

とっても、苦しい・・・

私は露骨に槇から視線を
逸らしてしまった。

貴方に触れてしまった、私

触れ合えない距離は
思ったよりも、もどかしく

私の心は、毎日毎日毎日
痛む。

昨日よりも
今日の方が、苦しい。

いっそ、束の間でも
貴方と離れられれば
貴方を忘れられるのに・・・

貴方を愛する気持ちは永遠。

でも、忘れなきゃ

ほんの少しでも忘れなきゃ
苦しくて生きていけない。