こうして、槇の一番近くに
居られる。

何も変わらない・・・

明日から、夏休みになる。

和歌子の、がっかりした声が
聞こえた。

「あ~あ、明日から
 ナチ君に、当分
 会えなくなるなぁ~」

そう、私には
そんなことは、全く関係ない

夏休みだろうと冬休みだろう
と、槇に会える。

槇が目覚めて

槇が眠るまで

ずっと、ずうっと貴方だけを
見つめていられる。

幸せな時・・・

本当に、幸せ?