姫密桜

五時間目を保健室で休んだ私は
六時間目の授業を受ける為に
休み時間、教室へ戻る。

教室の前・・・少し怖い

賑やかな教室のドアを開ける

私を見つめる

クラスメイトの視線

一瞬、静まって教室は
また騒ぎ出す。

「サクラ、大丈夫
 もういいの?」

「ワカ、ごめん、心配かけて
 もう大丈夫だよ
 
 それより、今日の帰り
 何か用事ある?

 大切な話があるの
 聞いてくれる?」

私は、和歌子の顔を真っ直ぐ
見る事ができない。

那智とのキス・・・

『サクラは、俺の女だ』

那智の言葉・・・