姫密桜

彼女の言葉に、辺りは静まり
生徒達は、ざわめき出す。

『マキの妹に戻ってよ』

二人の関係を疑う眼差し

『何、何?』

『どういうこと?』

『あの二人
 
 できてる・・・』

ひそひそ話、噂する声は
どんどん遠くに広がっていく

軽蔑する

痛烈で批判的な眼差し

痛い・・・

苦しい・・・

その場に、居合わせた那智は
異様な雰囲気に、桜の元へと
近寄る。