姫密桜

私が本当は居たいと願っていた
その場所に、貴女は居た・・・

槇の近くに・・・

「ごめんなさい、私・・・」

「サクラ、ごめん
 悪いのは、俺なんだ
 
 アズサ・・・
 
 オリグチは悪くない」

梓は悪くない。

こんな時に、どうして
梓だなんて名前、言うの?

「マキ
 彼女を庇うの?」

「俺の取った軽率な行動が
 全て悪い

 オリグチは悪くない」

私は、お弁当箱を
その場に捨てた。

お弁当箱が廊下に落ちる音に
行きかう生徒、その場所に
居合わせた生徒達は、私達を
見つめる。

「要らない
 
 もう、私のじゃない」