姫密桜

ここは、屋上・・・

先に、昼食を取りながら
桜を待つ、槇。

お弁当を食べる、槇のお箸は
全く進まない。

「今日は、サクラちゃん
 来ないみたいだね

 マキ、その弁当
 教室に届けてきてやれば」

母から預かって来た
桜の、お弁当。

「そうだな・・・
 
 弁当、見てて
 
 リュウ、食うなよ」

「食わねえよ」

微笑みあう、二人。

ピンク色のお弁当袋に入った
お弁当箱を手に、槇は
その場に立ち上がる。

そこへ、梓が現れた。