槇の唇の優しい感触に

私は酔う・・・

あまりに

リアル過ぎる、感触

夢の中・・・なの?

私は、目を開けた。

離れていく、唇・・・

槇が、そこにいた。

ベッドに横になる私を
槇は上から、覗き込む。

慌てて起き上がる私。

「起こしちゃったな?
 ごめん・・・

 お前、部屋の鍵
 開けっ放し・・・

 ちゃんと閉めて寝ろ
 襲うよ、なんてな

 おやすみ」

槇は、自分の部屋へ
戻ってしまう。