そう、一番楽しみに
している

大好きな
槇からのプレゼント。

「マキ、今年は
 何、プレゼントして
 くれるの?」

私の顔は、ニコニコと
しっ放し。

「お前、結局
 欲しいもの決められず
 で言わないから・・」

ここは、槇の部屋。

私の部屋よりも
ずっと、きれい。

きちんと
片付けられている。

部屋に、二人きり・・・
 
机の引出しから、槇は
私へのプレゼントを
取り出した。

「はい、これ・・・
 おめでとう、サクラ」

「ありがとう
 何かなぁ」