「・・・類。大丈夫?」 、 外から、悟の声がした。 おかげで、震えだした体が、止まる。 悟のところへ行きたい。 類は、そこを走り出た。 心配そうに見ていた悟に、ぶつかるように抱きつく。 「・・・時間の猶予はまだあるけど・・・もう送っていこうか」 悟は何かを察してくれたらしい。 類は、頷いた。 おわり