類の開けた目につられて、その目も、こちを見る。 優美なラインを描きつつ、かっこよさも持っている目。 綺麗に潤んだ瞳。 悟るの唇が、にっこりと歪む。 「目・・・」 類は慌てて目を閉じる。 唇が、なぞられていく。 「・・・いい、かな。っていうか、オレ、上手いかも」 類は目を開ける。 「うん。可愛い」 類の唇は、ほころんだ。 悟に褒められて、嬉しかった。