とくんと心臓が弾む。
・・・嬉しい。
いいのか、その、距離にいても。
「あ、オレの車、あれ」
いつの間にか、どこかの駐車場に差し掛かっていた。
「って、オレのではないけど」
荷物を一杯積めそうなタイプの車。
冴島・・・悟は助手席まで、類を導いて、傘を差しかけてくれる。
いいのかな・・・
お礼を言うと、ニッコリされる。
作り笑い、というより、照れ笑い。
お礼を言われて驚いた感じ。
それから運転席に戻って、自分は肩をぬらしながら、
席に収まる。
「あ、衣装が」
けっこう、しっかり濡れている。
このまま、ステージに立つんじゃないのかな。
「待って、何か拭くもの」
自分の荷物をあさろうとすると
「あ、大丈夫」
言って、後部座席から、タオルを引っ張り出した。
「類は、大丈夫?」
タオルをもう一つ、類に渡して、自分で肩をぬぐう。
・・・嬉しい。
いいのか、その、距離にいても。
「あ、オレの車、あれ」
いつの間にか、どこかの駐車場に差し掛かっていた。
「って、オレのではないけど」
荷物を一杯積めそうなタイプの車。
冴島・・・悟は助手席まで、類を導いて、傘を差しかけてくれる。
いいのかな・・・
お礼を言うと、ニッコリされる。
作り笑い、というより、照れ笑い。
お礼を言われて驚いた感じ。
それから運転席に戻って、自分は肩をぬらしながら、
席に収まる。
「あ、衣装が」
けっこう、しっかり濡れている。
このまま、ステージに立つんじゃないのかな。
「待って、何か拭くもの」
自分の荷物をあさろうとすると
「あ、大丈夫」
言って、後部座席から、タオルを引っ張り出した。
「類は、大丈夫?」
タオルをもう一つ、類に渡して、自分で肩をぬぐう。

