もう、なにがなんだか、わからなくなってる私。
だってイキナリ現れて、急にフィアンセって・・・。
・・・?フィアンセぇぇぇ!?
「私はお前をフィアンセとしてこの国に来た。
だから、お前と結婚する。それがここにきた理由だが?」
サラリといった。この人。
な・・・なにかんがえてんの!?
ってゆーかよく考えたら、この人、頭おかしい人なのかも!!
頭の上に電球マークが付いた私は彼にこういった。
「・・・えーっと、だ、大丈夫?」
引きつった笑顔で言った私。それとは逆に、
「何がだ?今日のこのときをどれだけ楽しみにしてきたことか!
だから今は超健康体だ!」
憎めない笑顔で言うワード。
・・・信じざるを得ないカンジ?



「うまいぞ!水樹!お前は妻として有力な才能がある!」
米粒をいっぱいつけていっているワード。
「・・・中2なんだからこんぐらいできるでしょ。普通に。」
結局、あのあと一応信じたんだけど・・・
これから先、どうすれば・・・
大体、ワードはどうするの?ホームヘルパーさんが見たら、
明らかにあやしむよね??
ってゆーか、何で私なんだろ。
「・・・何だ?かおになにかついてるのか??」
気が付けばこっちをみていたワード。
私、無意識のうちにワードをみてた!?
いやそんなことないよ!!
「・・・つきまくってるよ。ご飯粒。」
ワードの前では平静を装うけど、
私、何かがおかしい・・・。
この気持ちは・・・何なんだろう・・・?
ってゆーかそれよりも!!
「ワード!!」
夕食後、寝転がっていたワードをおこし、すわらせた。
「何だ?結婚の事なら、お前はまだ中学生だから結婚は出来ん。
だから16になるまで待つぞ??」
胸の前で腕をくみ、そういった。
「そーゆー話じゃぁない!!ってゆーかその話も聞くけど、
あんたどうするつもり!?・・・まさかとはおもうけど、私の家で
寝泊りしようってんじゃないわよね・・・?」
少し疑いの目でみる。けど、まさかそこまでは――とおもっていた―
「そのつもりだが??」
私がバカだった!!
「ちょっとまってよ!!私には私の生活があるんだよ!?
何であんたなんかとくらさなきゃならないわけ??ふざけるのもたいがいにして!!」