恋する乙女


「ほんとにお前が住んでんのか確かめに来たんだよ」



・・・ぃや・・・、普通、しねぇだろ・・・。


なんてつっこみたくなったが、そこは我慢。



「朝、言ったじゃん・・・」


「信じるわけねぇだろ!?」



あぁ、こいつはとことんむかつきますわぁ・・・。



「ぁら、そうですかぁ!!」


「お前、きもいぞ・・・」



・・・殴ってあげたい♪


そこで、なぜか二人とも黙り込んでしまった。


あたしは、何かつっこみを入れたかったんだけど・・・。


入れられなかった。


永田が、すごく切なげな顔をしながら、空を見ていたから・・・。



それに・・・、その顔が幸一にそっくりだったから・・・。


あたしは、勇気を出して、口を開いた。



「あ、あのさ・・・永田って・・・昔、眼鏡してた・・・?」



ぅわっ、しゃべるのにこんなに頑張ったの初めて・・・。


あとは、返事を待つだけ・・・。


永田は、少し迷っている様子だった。