「てっ、照れてないよ!!」
あわてて、みかるから視線をそらした。
これじゃバレバレ・・・。
ハズッ!
ここで間がしばらく空いた。
「・・・ナツ、話変わるんだけどさ、」
みかるが急にしんみりとした声で言ったのでびびった。
「んん!?」
少し声が裏返った。
みかるは続ける・・・。
「高校生活、楽しい?」
なんだ、そんなこと!?
けど、みかるにしては結構でかいことかなぁ―・・・!?
「それがビミョ―でさ~」
とにかく返事をした。(一応本音で正直に)
みかるはこっちを見て、小さな苦笑いをした。
「やっぱ!?」
ぁ、この笑顔・・・昔もしたな・・・。
いつだっけ?
あぁ・・・。
あの時だ。

