恋する乙女


「あっ~!

 もう泣きそ~・・・!」



1人で、怒りをどこにぶつけていいか分からなくなったあたしは、イスに座り、独り言を大声で叫んでいた。



「どーしたんや!

 ナツ!」



あたしの叫び声を聞きつけたのか、さゆりが寄ってきた。



「と、隣に・・・」


「となりに?」



言いたくないという気持ちがあったが、気持ちを封じ込むことは今のあたしには出来なかった・・・。



「永田が・・・す、住んでるぅ~・・・」


「え”~!!」



さゆりは、大声で叫んだ。


そのとなりで、半泣きのあたし。