「いや、そうとも言い切れない。これが犯人が撮った全部の写真とは断言できないだろう。考えてみたら数が少なすぎる」
篠さんはそう言ったが、原田さんの盗撮と私の盗撮は関係ないかもしれない、という思いで私の胸の中はずしっと重くなった。
「とりあえず、いつも共通して言えることは、先入観は決して持たないことだ」
「先入観……」
「そうだ。先入観は、思考の幅を確実に狭くする。辿り着けたはずの目的地に向かう道をふさいでしまうこともあるんだ」
私は、篠さんの話にうつむいた。
私は探偵なんかじゃない。
できないことだってある。
むしろ、できないことの方が全然多いだろう。
でも、できることだってある。
そして、それはもしかしたら篠さんにはできないことかもしれない。
私は、今度は顔を上げた。
「お、なぎさん。良い顔になったな」
私は、篠さんに向かって思いっきり舌を出してみせた。
篠さんはそう言ったが、原田さんの盗撮と私の盗撮は関係ないかもしれない、という思いで私の胸の中はずしっと重くなった。
「とりあえず、いつも共通して言えることは、先入観は決して持たないことだ」
「先入観……」
「そうだ。先入観は、思考の幅を確実に狭くする。辿り着けたはずの目的地に向かう道をふさいでしまうこともあるんだ」
私は、篠さんの話にうつむいた。
私は探偵なんかじゃない。
できないことだってある。
むしろ、できないことの方が全然多いだろう。
でも、できることだってある。
そして、それはもしかしたら篠さんにはできないことかもしれない。
私は、今度は顔を上げた。
「お、なぎさん。良い顔になったな」
私は、篠さんに向かって思いっきり舌を出してみせた。

