〈7〉
不意に、パキン、と音がした。
音のした方を見ると、篠さんの手の中で盗聴器が割れていた。
「篠さん、割ったんですか? 大丈夫ですか」
篠さんの手を見ると、少し血が滲んでいる。
基板の破片で切ったようだ。
「篠さん、」
「痛くないぞ、このくらい」
私の言葉に被せてそう言った篠さんのその表情は、今まであまり見たことがない。
いつものクールで淡々とした表情に、どことなく《厳しさ》が加わっているのを見た。
そんな篠さんをずっと見ていられなくて、私は部屋のどこかにあるはずの絆創膏を探した。
すると、案外予想通りの場所にあった。
テーブルの上の化粧品を入れているカゴの中から、少し大きめの絆創膏を1枚取り出すと、私はまた篠さんの隣にしゃがんだ。
不意に、パキン、と音がした。
音のした方を見ると、篠さんの手の中で盗聴器が割れていた。
「篠さん、割ったんですか? 大丈夫ですか」
篠さんの手を見ると、少し血が滲んでいる。
基板の破片で切ったようだ。
「篠さん、」
「痛くないぞ、このくらい」
私の言葉に被せてそう言った篠さんのその表情は、今まであまり見たことがない。
いつものクールで淡々とした表情に、どことなく《厳しさ》が加わっているのを見た。
そんな篠さんをずっと見ていられなくて、私は部屋のどこかにあるはずの絆創膏を探した。
すると、案外予想通りの場所にあった。
テーブルの上の化粧品を入れているカゴの中から、少し大きめの絆創膏を1枚取り出すと、私はまた篠さんの隣にしゃがんだ。

