ドライヴ~飴色の写真~

「本当にあった……」
 
 篠さん自身も、驚いていた。

 まさか、本当に盗聴器が出てくるとは、思ってなかったようだ。

 私だって、こんなこと、夢にも思わなかった。

 今だって信じられない。


 信じたくない。


「なぎさん、このアパートにはいつ頃から住んでいるんだ?」

「5ヶ月位前からです……」

「結構最近だな。もし、なぎさんに心当たりがないなら、これは引っ越してくる前から仕掛けられていたのかもしれない」

「………」

 一体、この状況は何なんだろう。

 昨日まで、この部屋で普通に暮らしていたのに。