ドライヴ~飴色の写真~

   〈6〉

 篠さんが、探知を始めてから5分程経ったかと思う。
 未だ、その反応は無い。

「やっぱり盗聴器なんてないんですよー。そりゃそうですよ、だってこの部屋にほとんど人なんて入れてないですもん」

 冷静に考えてみれば、そうだ。

 このアパートに引っ越して来てから、部屋に入れたことがあるのは、それこそ弥生と文乃ぐらいなものだ。

 盗聴器の反応なんて、まさか出るわけが、


『ピピッ、ピピッ』


 ……あった。


「えーーーっ!!」

「しっ。なぎさん、静かに」