ドライヴ~飴色の写真~

 とりあえず、下に散らばっている服らをベットの上にまとめて避難させた。

「お。これで、全く問題なくなりましたね」

 移動出来るスペースは、十分確保出来たかと思う。


「……まあ、いいだろう」

 篠さんは、なぜか溜息混じりにそう呟くと、窓の方へと向かった。

「この窓が、さっき下の駐車場から見えた窓だな」

「そうですね。なんか見えますか?」

 篠さんがカーテンを少しだけ開けて、下の方を覗く。

「見えるというか……これ、カーテンが開いていたら、あの空き地からこの部屋の中が丸見えだな。なぎさん、カーテン開けて着替えとかしてないだろうな」

「それはさすがにしてませんよ。一応気をつけてます」

 篠さんが、眉をひそめてこちらを見ている。

「なんですか。その疑いの眼差しは」

「まあ、わかったよ。他にもちょっと調べてみよう」

 篠さんが、持参してきたカバンの中を探る。