ドライヴ~飴色の写真~

   〈4〉

「……だから、オカラじゃなくて、オクラが良いって言ってんじゃん!」


 私は、自分のその声で目を覚ました。

 とりあえず、先に右目だけを薄らと開けた。
 どうやら、もうすでに日は昇っていたようで、カーテン越しに光が滲んでいる。

 ソファで寝ていたせいか、体がギシギシと痛い。

 ゆっくりと左目も開ける。
 視野が広がった。

「うわっ!」

 思わず、ソファからずり落ちそうになった。

 ソファの背もたれ側から、篠さんがこちらを覗きこんでいたのだ。

「ちょっと篠さん、びっくりしたじゃないですか」

「こっちこそびっくりしたぞ。なんつー夢見てんだ」