ドライヴ~飴色の写真~

   〈2〉

 先程まであった弁当のカラは片づけられ、今はその透明なテーブルの上に、私が写った写真が広げられている。

 数えてみたら、なんと53枚もあった。


「また、見事になぎさんだらけだな」

「なんですか、圧巻とでも言いたいんですか」

「ある意味な」


 もちろん、とてもではないが気持ちが良いものではない。

 まさか自分の顔を見て、ここまで嫌悪感を覚える場面があるとは思わなかった。

 でも、この写真から犯人に導く何かがわかるかもしれない。

 私は覚悟を決めて、それらの写真を見ていた。


「何か気付いたことはあるか?」

 篠さんに聞かれ、私は思い切って答えた。