それからどれくらいたったのだろう。

 何日か、たったのかもしれない。
 数分しか、たってないのかもしれない。

 思い出そうとすると、ズキン、と後頭部に激しい痛みが走る。

 瞼が熱く、焼けてしまいそうだった。
 私は、痛みを堪えながらゆっくり目を開けた。





 目の前には、

 汽輪太郎くんがいた。