【ホス恋・完結編】

それから2人分の紅茶とお菓子を用意してソファに腰をおろした。

あたしはドコから話せば良いかわからず話し出せないでいた。

そんなあたしを見てレイチャンは鼻で笑った。

「なぁ…アイ?…言葉選ばんで良いから…ゆっくり話してくれたら良いからね?」

優しく笑いかけるレイチャン。

思わず涙が溢れた。


今まで真希にしか話してなかった事。

…レイチャンに話して大丈夫…?

少し不安が横切ったけど…。

隠し通すつもりもナイし…レイチャンなら大丈夫…?

…うん。大丈夫。

あたし…レイチャンを信じるね…。



あたしはゆっくり話し出した。

店にカナが居て、カナがヒデのお客さんだったって事。

カナが居たから智と知り合えた事。

智と付き合い出した頃、毎日智があたしの店に通ってた事。