目が覚めると辺りは薄暗かった。

「!!」

服を着ないで寝てる自分に気が付く。

…自分の部屋じゃない…

懐かしい匂いと頭の下にある腕の感覚に気が付いて隣を見た。

「…智…」

…夢かと思い自分の頬を思いっきりつねってみた。

「…いひゃい…」

「…ぷッ…」

「起きてる?」

「うん。俺…美咲より後に起きる事めったに無かったと思うけど…?」

「…う…」

…確かに…。