俺は持って来たパックジュースにストローをさし 一口飲んだ ガラツ 「舜………英語の教科書貸して」 愛おしいアイツの声が聞こえてきた 「ん……」 素っ気ない態度で結奈に教科書を渡す俺 素直になれない 意地っ張りな俺が素直になりたい俺を押し退ける 「舜…今日帰りスーパー寄ってもいい? 今日買い出し行かないと夕飯無いの」 きっとコイツの我が儘は絶対聞いてしまうだろう 「あぁ、わかった」 ここだけは素直になりたい俺が勝った .