「どうして八代目がいるの?」
「いや、どうして………と言われてもなぁ」
「おまえ八代目の声聞こえなかったか?」
「八代目かどうかは分からないけど………寿、バカ、って声が聞こえた……」
「私は寿にしかバカとは言わない」
「………酷くない!?」
「……当たり前だ」
当たり前!?セカイには僕よりもバカは入るはず………
「たしかに入るぞ……」
「わっ、八代目、急に読心術つかわないでよ」
「たしかに入る、寿よりバカなのは50113人いる―――」
「ほらっ、僕はバカじゃないんだ」
「―――そのうち50110人は3歳以下」
「ぐはっ、自分のバカさが恥ずかしいっ!」
「残り三人は……横山厚ら……金持ち三人衆……」
「「「知らねぇ!」」」
ていうかこの学校に入るのだろうか?その三人衆とやらは、
「……………っ!」
「な、何!?」
「えっ、どうしたの?」
翔と八代目が口を開けて黒板を睨み付けていた、どうしてだろうか?
「黒板読んでみろ……」
「えっ?…えーっど八時五十分から始業式を行います、靴をはき換えて八時四十分までに体育館に来てください゙……ってぇえ!?」



