病室にお母さんの声が響いた。


お母さんはまだ若い。
あたしを15で産んで育ててくれた。

今年31になる。


「違う高校に行きなさい」

『良いよ。お金ないし』

「ダメよ!高校は出ないと!!」

『お母さんだって行ってないじゃん』

お母さんは中卒。