由美子…… 目を覚ました、 と先生がみんなに言った。 その言葉を聞いてホッとした。 良かった――― 良かった。 バスケ部を辞めた。 由美子がこんな状態でバスケなんて出来ない。 もっと早く… 由美子と話せば良かった。 こんな事にもならなかったかもしれない。 全部あたしのせい――。