その後一台のパトカーが来ていろいろ質問された



他のパトカーは逃走した男を捕まえたらしい



男は前にもこんな事件を起こしてると聞いた



なんで同じことを繰り返してしまうんだろう
でもとりあえずよかった…






実来流ちゃんは俺の車ですっかり泣き止んでいた



勿論実来流ちゃんも質問をされ、何度も泣きそうになっていた

警察ももう少し考えてやれよ…




「ふぅー…」

一気に疲れた

まさかこんなことが起きるなんて



「せんせい…」



実来流ちゃんは遠慮がちに話しかけてきた



「あのごめんなさい…助けてくれてありがとうございます」



「助けるのは当たり前のことだよ。それに謝ることなんてないよ。君はなんにも悪くない」



実来流ちゃんは無言で頷いた