僕は人間が苦手.


何考えてるか
分からないし
我が儘で 自分勝手で
弱いから群れてみても
結局弱いまんまだし.


弱いくせに
脳はやたらと発達して
「死」を覚えた.

やがては
死に方なんてものも
覚えてしまったから

ちびっちゃい壁に
ぶつかっては
「死にたい」なんて
悲劇の主人公を
気取るんだ.


守りもしない
約束という檻を作って
自分に牙を向く
人間達を恐れてる
お偉いさん.

作り物の笑顔と
行動だけの優しさで
人間達を手懐ける
偽善者 詐欺師.


それらに気付きながら
気付かないふりをして
笑い返す僕ら.


だから僕は
人間が苦手なんだ.

だから僕は
僕も苦手なんだ.


でも
君は違ったんだよ.

きれいだって
心から思えた.

好きだって
心から思えた.


君を好きな
僕が好きで

僕が笑えば
君も笑って


だから
だから


僕は
苦手な僕でも
いられる気がした.



(君が僕の世界)