そして放課後。


あたしは迷っていた。


あの白い紙の差出人。



「行った方がいいのかな…」




ポケットからリングを取り出して見つめる。


その人にとって大事なものかもしれない。




そう思ったあたしの足は校舎裏に向かっていた。