動かしていた箸を思わず止めてしまった。ほんとに…この人は勘が鋭い。 『‥どうしてそれを?』 「あたし、これでもフユくん家のお手伝いさんよ~?最近、家の中ごちゃごちゃしてるみたいだから」 『ええ、まあ。‥新しく養子を迎えるらしいんです。オヤジ再婚するって』 とある財閥の女社長と再婚するのだ、とこの前伝えられた。 今の桜庭家はまだ不安定だと。 そして、養子の方を跡取りとするから …おれは不要だ、と。