キミとぼくとのあい言葉。【完】





「残り物でごめんなさいね~」

そうは言ってたものの、全然見えない。すっげー豪華だな。


一口食べると、懐かしい味が広がった。

…母さんの味に似てる



その思いは食べていくうちに強くなってゆく。


もう何年も食べてない、手料理。母さんが死んでから食べていないあの味と瓜二つだ。



気がつくとおれは『…母さん』と呟いていた。

涙が止まらない。


もう忘れたのに…




忘れようと思ってたのに‥




こんなときに思い出すなんて。