変わり果てたフユがいたとお母さんは言った。 …あの青っぽい髪を、銀髪に‥? そんなこと‥フユのお父さんが許すわけないよ。 きっと何かの見間違いじゃ… でも、その気持ちもだんだん薄れていった。それが本当にフユなら‥いったい何があったの…? 今の時間は、夜の10時。 まだ街にいるかもしれない… お母さんが寝たのを確かめると、そっと家を抜け出して街に向かった。