「やっぱ来るんじゃなかった…」

酎ハイを飲みながら周りを見渡す。


あたしを誘った張本人、ユカは
楽しそうに男の人とアドレス交換中。

あたしは一人離れて酎ハイをグビグビ飲んでいる。


あー!今日はやけ酒じゃっ!

フユの事を思い出すと必ずと言っていいほど良いことが起きない。


この合コンだって、男4人に女5人だったら合わないじゃん。

結局あたしが一人になったわけで…



『これから二人来るんだって~!例の帰国子女2人組!!』


「「いえ~いっ」」




それから数分後、お店の自動ドアが開き、若者が二人こっちの机に近づいてきた。