大学の前であがった息を整えて、キャンパスに行く。


「なにあの人~あんな人学校居たっけ」

「居ないでしょ!多分…別の学校の人なんじゃない?」


「じゃああの人、彼女かな?」

「多分ねっ~お似合いじゃん」


多分みんなが騒いでるのは、フユのこと。


でも…彼女って…?




あっ…あれ……。



な‥なんで?


ユカとフユが………?



目の前では、フユとユカが楽しそうに一緒に歩いていた。

久しぶりに見たフユの、笑顔…。


昨日は見せてくれなかった顔を

ユカに向けて歩いている。