--ブーブーッ

どれくらい寝たのだろう。


窓から差し込む光で、もう夕方だと気付いた。

あたしの枕元ではさっきから携帯が震えていた。


「…もしもし」

「もしもしっハル??あたし~ハル!」


「うん、久しぶり」



ハルと電話するのは久しぶりだった。幼なじみだから、昔は一般に居たんだけど。


今はあたしはユカと一緒にいるし、

ハルも彼氏のナツと一緒にいる。


「あのさ~聞いてよっ!ナツったら…」


それから永遠とナツの悪口を聞かされた。