「…仕事?」

『ああ。…夜遅いし、お前ん家まで送るよ』


「でもすぐ行かないと…」

『大丈夫だ。行くぞ?』



まだ…お父さんとの仲は
悪いままなんだね‥っ。


そのあと、家の前まで送ってもらった。

『じゃあおやすみ』



また…フユが離れていく‥。


「‥フ、フユ!」



『心配すんな。まだ向こうには帰らねえから。早く入って寝ろ』


フユの笑顔があたしの心配を追い払ってくれた。

いつもいつも、あたしのことを考えてくれたんだ。




もう…二度と、離れたくない。

そう思えた。