キミとぼくとのあい言葉。【完】



なんとか冷静を保つために、いつもに増して低い声でいう。

『お前…勘違いしてないか?』


「…はいっ?」

『確かに着替えさせたけど、他はなんもしてねえよ』


「嘘だっ!」

おれがいくら言っても嘘だと言い張る。そういうとこ…変わってねえな。


『ほんと。それとも‥そういうことしたいんだ?』



アキが望んでるんなら…。


そういう思いで、無理矢理…唇を重ねた。